オフィスデザインにおけるコンセプト設計は、オフィスの視覚的デザインに限らず、オフィスで仕事をしている従業員が仕事を効率よく行うことや、成果を上げることにも大きく影響のある見落としがちな要素ですよね。
Webでのビジネスが普通になった現代のビジネスにおいて、スピード感のある対応が求められる世の中になりました。
『イノベーション』という言葉をご存じでしょうか?
日本語では「革新」などの言葉で訳されていますが、本来の言葉での使われ方としては「新しい発想」「既存のものでは考えられなかったアイデア」などのことを指します。
この「イノベーション」が現代のオフィスにおいて重要視されています。
また、最近では自社の従業員が日々もっとも長い時間を過ごしているオフィスでの「働く空間」に注目が集まっています。
本記事は、オフィスデザインにおけるイノベーションを促進させるために必要となるオフィスで働く空間に求められていることや、その要点について解説していきます。
1. オフィスで働く空間に求められること
DX化
最近、『DX』という言葉をよく耳にしませんか?
ですがDXという言葉だけ知っているだけで、よく意味が分からないといった方もいると思いますので、簡単に説明します。
DX化とは、「デジタルトランスフォーメーション」を略した言葉で、「デジタル技術による変革」という意味を持っています。
デジタル技術を利用した新しいシステムを導入して、作業の生産性や作業効率を高めることを目的としています。
オフィスにおいてもその必要性が高まっているといえるでしょう。
オフィスでのDX化を進めるメリットとして、以下のようなものがあります。
◆作業効率の向上が見込める
◆いろいろな働き方に対応できる
◆目まぐるしい市場の動きに対応できる
◆コスト削減を図れる
以上の4点です。
これらも踏まえて、オフィスにおけるDX化を進めることは自社の従業員の働きやすさ、作業スピードを高めることに繋がり、結果、会社の業績アップに繋がります。
つまり、従業員が働きやすいオフィスの環境を整えていく、空間を作っていくこと、これこそが「オフィスのDX化」ということになります。
2. オフィスで働く空間に求められること
GX化
DX化に続いて、次はGX化についても解説していきます。
GX化とは、グリーントランスフォーメーションの略であり、地球温暖化、環境破壊や気候変動などの原因となっている「温室効果ガス」の排出を抑えようと、世界中で数々の企業が取り組んでいる環境改善の対策です。
経済産業省が発表した、2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにし、「脱炭素社会」を目指している、カーボンニュートラルを目標としています。
オフィスにおけるGX化とは、空調設備などを省エネ技術が進んだものを導入、交換していくことがあげられます。
しかし、すでに省エネ性能の高い空調設備が導入されている企業はいいのですが、そこまでコストをかけられる企業も少なく、省エネ性能の低い空調設備が使われていることも多いです。
なので、人の流れやオフィスに置かれているデスクのレイアウトなどを工夫して、エネルギー効率の良いレイアウトに変更する、などの施策を打っていく必要があります。
オフィスをGX化するメリットとしては、以下の3点があげられます。
・自社の企業ブランディングができる
・GX化に取り組むことで付随して、無駄なコスト削減ができる
・より良い人材を集めることができる
以上の3点です。
オフィスでのGX化を進めることで、地球温暖化や異常気象などを止めるために必要不可欠となってくる「脱炭素社会」への取り組みですが、どこの企業より率先して取り組んでいくことで世界中へのアピールになりますし、企業のブランディングに繋がりますので、GX化を進めるメリットは大いにあるといえます。
3. オフィスで働く空間に求められること
従業員のパフォーマンスが上がる職場空間作り
いまやオフィスは仕事場ではなく、人がアイデアを出し合い、結果、イノベーションを創出する空間へと変化しています。
ゆえにコミュニケーションが取りやすいオフィス内のレイアウト作りは、良いアイデアを出すためには必須といえます。
深刻な人手不足や長く続く不況の影響が顕在化している日本社会で、各企業が自社の生存をかけて取り組むべきことは、どの企業にも共通しています。
そこで、カギとなってくるのが「イノベーション」です。
GDXオフィスラボが取り組んでいる、「イノベーション」が起きやすい空間作り
コミュニケーション活性化のためのレイアウト作り
そこで、企業においてもっとも重視すべきことの一つが、イノベーションを創出することを可能にするコミュニケーションです。
なぜかというと、画期的で目を引くようなアイデアというものは、いろいろな人の視点や考え方、人と人との繋がりの中で得た『きっかけや気付き』によって発見される、または生み出されていくものだからです。
オフィスにとって必要となってくることは、従業員が日常的に話をし、何気ないコミュニケーションを取り合うことができる場所や、自部署を超えた、普段は関わることが無い人とコンタクトができる環境を作ることです。
GDXオフィスラボが作り出す、従業員が気兼ねなく話ができ、コミュニケーションをとれる空間を提供
デザイン性を取り入れる
このような組織を横断するような、コミュニケーションを自発的に促していくためには、リフレッシュできる場所、多人数が集まれるランチスペースなどを利用して、日常的に人と人が交わっていくデザイン性あふれたオフィス空間をつくることが重要になります。
また可動式のオフィス家具を取り入れたり、リラックスして話ができるようなオフィスインテリアなどの工夫も大事です。
最適な環境で用途に合ったミーティングができるようなオフィス設計の検討も良策でしょう。
まとめ
オフィスデザインでイノベーションを促進するために、取り組むべき3つのことについてご紹介しました。
【オフィスデザインでイノベーションを促進する3つのこと】
1, DX化
2, GX化
3, 従業員のパフォーマンスが上がる職場空間づくり
オフィスは、単純にデスクに向かい、仕事をしていた場所から、人と人とが繋がり合い、イノベーションを生み出していく空間に変わりつつあります。
オフィスのワークスペース作りに会社のトップから全ての従業員が求めていることと、自社の理想の働き方にマッチしたオフィスを作っていくことで、自社の宝である、「人材」を守ることに繋がります。
ビジネスが止まることなく成長していける、イノベーションの発掘を目標に掲げ、コミュニケーションをコンセプトに意識した「働く空間作り」を行っていきましょう。
ライター紹介
■株式会社アベヤス GDXオフィスラボ編集部
私たちは100年以上地域の企業や学校、自治体のお客様のオフィス環境に必要な商品・サービスを提供し続けてまいりました。
GDXオフィスラボでは次世代の「働き方」「働く空間づくり」をテーマに、ワークスタイルに合わせた空間の創造をご提案しております。
編集部ではオフィスに役立つ情報を発信してまいります!
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