農業、工場以外にも!オフィスでの環境センサーの使い方を解説

気温や湿度、空気の状態は目に見えるものだけではありません。
それらが可視化できたらどんなことに活かせるでしょうか。

農業の生産現場や工場の製造現場はもちろんですが、オフィスでも環境センサーが導入されていることはご存知でしょうか。
それだけ働く環境への意識が高まっていることがわかりますね。

本記事では様々な場面で導入されている環境センサーについて解説致します。


目次

1、環境センサーとは?

環境センサーとは、気温、湿度、気圧、照度、騒音などの環境に関する情報を定量的に数値化するためのシステムです。
オフィスで使用する場合には快適さの指標になり、工場などで活用する場合は熱中症予防の安全管理やPM2.5や有毒ガスなどの有害物質のモニタリングに利用されています。

環境センサーのメリットは、環境に関するあらゆる情報を数値化し、見える化できるというところにあります。
蓄積したデータを分析し、農業などの生産現場で活かすこともできます。

次項では環境センサーの導入事例についてご紹介致します。

2、業種別環境センサーの使い方

・農業
ほ場やハウス内外の環境(温湿度、日射量、風速、CO₂濃度等)を各種センサーで自動測定し、タブレット等で離れた場所から確認することができます。

さらに、環境制御システム付センサーは、設定値と測定値に基づき自動で天窓の開閉やかん水等を実施することも可能です。
離れたほ場に行かなくても水管理をできるのは負担の軽減につながりますね。

収集したデータを栽培に活かし、収量の増加や高品質化・安定化が可能になります。
新規就農者でもベテラン農家のように収入の安定化が期待できますね。

・工場
工場などの生産現場で活用する場合は、熱中症予防の安全管理や、PM2.5、有毒ガスなどの有害物質のモニタリングに利用されています。
より緻密な環境づくりが求められる工場では環境センサーは必須と言えるでしょう。

人感センサーを組み合わせて危険な場所への人物の出入りを制限したり、
クリーンルームには気圧センサーが使用されていたり、幅広い目的で環境センサーが設置されています。

・オフィス
オフィスで使用する場合には作業環境の快適さの指標になり、よりパフォーマンスが上がる空間づくりに役立ちます。

「今日は暗く感じる」「こもっている感じがして頭が痛い」など屋内にいると感じることがありますよね。
環境センサーからデータを収集して見える化することで、最適な光量に調整したり、CO2濃度を確認して換気をして環境を整えることができます。

CO2濃度が高まると判断能力の低下や頭痛などが引き起こされることが分かっています。
パフォーマンスを上げるためにも快適なオフィス環境づくりを目指していきましょう。

3、導入事例


当社のオフィスにも環境センサーを設置しており、気温・湿度・光量・音量・CO2濃度を各部屋で計測し、収集したデータを可視化して確認できるようにしています。



こまめに換気をするようになり、感染症対策にも効果があると感じています。

「会議中はCO2濃度が高いから換気をした方がいいな」「乾燥気味だから加湿器をつけよう」など、
今働いている空間がどういう状態なのか、あらためて可視化して確認できると気づきがありますね。

まとめ

近年働く環境づくりへの意識が高まっています。
オフィス環境を整えることで、快適さだけでなくパフォーマンスの向上や従業員の満足度の向上にもつながります。

快適なオフィス環境づくりへの第一歩として検討してはいかがでしょうか。

今回ご紹介致しました環境センサーは当社でも取り扱いしております。
ぜひお気軽にお問合せ下さいませ。


ライター紹介
■株式会社アベヤス 佐々木 葵

農業機械業界、移動体通信業界を経て2024年に株式会社アベヤスに入社しました!
広報歴は合計3年程になります。
ゆるキャラの中の人としてSNSを運用したり、社内報を作っておりました。
GDXオフィスラボからオフィスの空間づくりに役立つ情報をどんどん発信してまいります!


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