オフィス照明はオフィス空間のイメージや作業効率に影響を与える重要なものです。
暗いオフィスはなんとなく暗い雰囲気に感じられ、従業員の生産性も下がり、目に負担がかかるため健康に良いとも言えません。
オフィス照明を見直すことで得られるメリットは沢山あります。
思い切っておしゃれな照明でオフィスの雰囲気を変えてみましょう!
本記事ではオフィス照明の重要度、照明を選ぶ時のポイントや照明の種類と、当社の実際の写真とともにご紹介します。
オフィスの移転、リニューアルや改装をお考えの方は是非参考にご覧ください。
目次
1.オフィス照明の重要度
オフィス照明は単なる光源というだけでなく、作業環境の質や従業員の生産性に影響を与える重要な要素であることをご存知でしょうか。
照明がオフィスに与える影響を以下の6点に絞ってご紹介します。
- 生産性の向上
薄暗い環境下で細かな事務作業をする場合、手元が見えにくく作業効率が低下してしまいます。
また、明るすぎる照明も目に負担がかかり、作業効率が低下するでしょう。
適切な明るさに調整することで作業がしやすくなり、生産性を向上させることができます。
また、自然光にはストレス軽減や集中力を高める効果があり、適度に自然光を取り入れることも快適さを向上させることに有効です。 - 目の健康と快適性の向上
高品質のLED照明等、ちらつきの少ない照明は視覚的な快適さを向上させ目の健康を守ります 。 - 心理的な影響
照明の色によって私たちが感じる印象は様々あります。
電球色のオレンジ色にはリラックス感や温かみが感じられ、一般的な蛍光灯の中性的な白色光の下ではクールな印象を抱きやすく、集中力が高まると言われています。
色温度の違いによって適したスペースがあり、オフィス照明を選ぶ上での重要なポイントになります。 - ブランドイメージ
照明のデザインや配置は、オフィスの美観やブランドイメージに影響します。
モダンな照明なら洗練されたプロフェッショナルなイメージを、木製や温かみのある照明ならアットホームなイメージを作り上げることが出来るでしょう。
また、オフィス家具と調和した照明は統一感を生み出し、ブランドイメージを向上させることに役立ちます。 - 空間の雰囲気を作る
オフィススペースや休憩室、エントランスなど異なる用途に応じた照明によって適切な雰囲気を作り上げることができます。
オフィススペースでは集中力が高まるようクールな印象の照明を、休憩室では温かい印象の照明にするなど用途に応じた照明を選びましょう。 - エネルギー効率とコスト
蛍光灯に比べLED照明はエネルギー効率が高く、消費電力が少ない為電気代を削減することができ、環境にも優しい製品です。
また、寿命が長いので交換頻度が少なく、手間やコストを抑えることが出来ます。
関連記事⇒【2027年問題】蛍光ランプがなくなる!オフィス照明をLED化するメリットは?LED照明導入に使える補助金とともに解説
照明の用途や種類、デザインによって様々な影響や効果があります。
たったひとつの照明を変えるだけでもオフィスの印象を変えることが出来るので、様々なタイプを検討してみることをお勧めします。
次項で当社の実際の写真とともに照明の種類についてご紹介します。
2.照明の種類
今までは蛍光灯が一般的だったオフィス照明ですが、最近は様々なタイプのおしゃれな照明があります。
当社の実際の写真とともにご紹介します。
オフィス照明の見直しをお考えの方は是非参考にご覧ください。
- シーリングライト
天井に設置するタイプの一般的な照明です。
ある程度の広さをカバーすることができるので、事務作業をするオフィススペースや会議室等での使用に向いています。 - ダウンライト
天井に埋め込むスポットで使用するタイプの照明です。
埋め込んでいるので空間を広く使うことができ、ホコリがたまりにくい構造になっています。
スポットで使用するタイプになりますので、トイレやエントランスなどの限られた場所での使用がお勧めです。 - ペンダントライト
天井から吊り下げることができるタイプの照明です。
空間に立体感が生まれ、アクセントになります。
シンプルなものや様々なデザインのものがあり、オフィスの雰囲気に合わせた照明を選ぶことができます。 - フロアランプ
床に独立して設置するタイプの照明で、デザインが様々あります。
簡単に移動することができ、間接照明としても利用できます。
間接照明により柔らかく拡散した光を提供し、明るく柔らかい雰囲気の空間を作ります。 - デスクランプ
机上で使用するタイプの照明で、手元を照らしたり作業効率を高め集中力を上げることに役立ちます。
個々のデスクに合った照明を選ぶことができます。 - スポットライト
天井や梁に取り付けるタイプの照明です。
明るさがあるのでオブジェを照らしたり、エントランス等での使用に適しています。
3.スペース別 照明の選び方
照明はオフィスの印象を左右する重要な要素です。
集中して作業したい事務スペース、リラックスしたい休憩室、意見を出しやすい会議室など、部屋や用途によって適切な照明を考慮しましょう。
- 休憩室
リラックスして過ごしたい休憩室には、電球色で温かみのある暖色系の照明がお勧めです。
間接照明などで柔らかさをプラスして、従業員がリラックスして過ごしやすい空間を作りましょう。
休憩室の過ごしやすさは人材の定着率に有効だというデータもあります。
関連記事⇒なぜ中小企業は人材不足なのか?原因と対策について解説 - 事務スペース
集中して作業したい事務スペースには、適切な明るさを保つことができるシーリングライトやダウンライトと、手元を照らすデスクランプの組み合わせがお勧めです。
これは『タスク・アンビエント照明』という照明設計のひとつになり、空間全体の明るさをカバーすることが目的の『アンビエント照明』と、PC作業や事務作業等の特定の範囲をカバーすることが目的の『タスク照明』を組み合わせたものになります。
事務作業に必要な照度はタスク照明で確保できるので全体をカバーするアンビエント照明の照度を下げることが出来ます。
作業効率や快適性を確保しつつ、省エネを両立する手法です。 - 会議室
閉鎖的な空間になりがちな会議室にはシーリングライトやダウンライトと、間接照明の組み合わせがお勧めです。
間接照明を組み合わせることで空間に柔らかさが生まれ、場の雰囲気も明るく感じられます。
当社では吹き抜けになっている1Fホールのペンダントライトが会議室から見えるようになっており、間接照明の役割も果たしています。 - エントランス
お客様をお迎えするエントランスは会社の第一印象になるスペースです。
明るい印象のスポットライトや、インパクトのあるライン照明がお勧めです。
当社ではお客様の印象に残りやすいよう、会社のロゴをライン照明で表現しています。
4.オフィス照明を選ぶ時の注意点
- オフィスの推奨照度は決められている
厚生労働省の労働衛生基準によると、一般的な事務作業では300ルクス以上の照度が推奨されています。
照度不足の際に生じる眼精疲労や、文字を読むために不適切な姿勢を続けることによる上肢障害等の健康障害を防止する観点から、すべての事務所に対して適用されます。
参考:e-GOV法令検索『事務所衛生基準規則』を基に作成 - 年齢によって感じる明るさは異なる
人間は年齢を重ねるほど明るさを感じにくくなります。
十分な明るさだと感じていても高齢者には暗く感じられるかもしれません。
幅広い年齢に対応できるよう、手元を照らすデスクライトを配置するなど工夫しましょう。
※参考:公益社団法人 日本眼科医会『40代で始まる目の老化 13.目が疲れない照明も大切』 - オフィスの内装に合わせた照明を選ぶ
内装やオフィス家具に合わせた照明を選ぶことが空間をおしゃれに見せるポイントです。
気に入ったデザインでもオフィスの内装に合わない場合は悪目立ちしてしまい、ブランドイメージを下げてしまうことになりかねません。
照明はあくまで内装の一部と考え、オフィス空間全体を調和させることを意識しましょう。
5.まとめ
オフィス照明はブランドイメージや生産性の向上に役立つ重要な要素であることをご紹介しました。
照明の色や形、デザインを変えるだけでもオフィスの印象は大きく変わります。
また、従来の蛍光灯からLEDへ変えるだけで省エネやエコになり、電気代の節約にもつながります。
おしゃれで環境に優しいオフィスを意識して照明を見直してみましょう!
今回ご紹介致しました当社の照明は実際にご見学頂くことができます。
オフィスの移転、リニューアルや改装をお考えの方は是非お気軽にお問合せ下さいませ。
ライター紹介
■株式会社アベヤス 佐々木 葵
農業機械業界、移動体通信業界を経て2024年に株式会社アベヤスに入社しました!
広報歴は合計3年程になります。
ゆるキャラの中の人としてSNSを運用したり、社内報を作っておりました。
GDXオフィスラボからオフィスの空間づくりに役立つ情報をどんどん発信してまいります!
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